長い間、東急東横線や東急田園都市線などで活躍してきた東急8590系。大井町線に転属し引退した3編成のうち、8692F・8693Fの先頭車が2013年に富山地鉄に譲渡され、17480形として運転が開始された。2019年には、さらに8694F・8695Fの先頭車も転属となった。
先日、富山地鉄を走る元東急8590系をようやく乗車・撮影する機会を得ることができたので、まず電鉄富山駅で撮影した写真を3枚ほど紹介する。
さっそく主観的な感想にはなるのだが、電鉄富山駅に東急の車両がいて思ったのは「地上時代の東急東横線渋谷駅」に少し似ているということである。
東横線は8両(当時)で富山地鉄は2両(17480形)と車両長に大きな違いこそあるものの、「頭端式ホーム」「4番線まである(線路が4本・構造や順番は違う)」などの共通点もあり、どことなく似ているものを感じた。
東急時代と違う点は他にも色々あり、「ワンマン」は東横線や田園都市線ではあり得なかったこと、また各車両2つ目・3つ目のドアは開かないことなども挙げられる。
このように、富山地鉄での運転に合わせる形で様々な変更があるとはいえ、どことなく地上時代の渋谷駅を思い出す電鉄富山駅で一目で東急8590系と分かる車両が停車しているのを見ると、一昔前を思い出して少しテンションが上がってしまうものだ。
そして、乗車したり他の駅で見たりすることで、さらに違う感情が沸き起こってくるのだが、それはまた改めて別のタイミングで記事にしてみたいと思う。
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