2022年2月11日(金祝)をもって、京急川崎駅のホーム上で使用されていた「フラップ式列車発車案内表示装置」(いわゆる「パタパタ」)の運用が全て終了し、デジタル式の発車案内への置き換えが完了した。
1ヶ月前の今年1月12日に引退が発表されて以降、SNS上では引退を惜しむ声が流れ、また実際に多くの乗客が撮影・見学に京急川崎駅のホームを訪れていた。2月に入って1台ずつ置き換えが進み、ホーム横浜方のパタパタが最後まで残っていた。
※参考
・京急最後の「パタパタ」発車案内装置が引退!!(京浜急行電鉄 2022/1/12付記事)
・京急川崎駅「パタパタ」発車案内装置は使用を終了しました(京浜急行電鉄 2022/2/12付記事)
個人的な京急の「パタパタ」への思い入れは京急川崎駅に限らず色々あるが、比較的直近で印象深かったのは、2020年3月14日の京急6駅同時改名の初日に「逗子・葉山」の表記を見たことである。初日の時点で切り替わるパタパタの中に「新逗子」が残っておらず全て「逗子・葉山」に置き換わっていることには、妙に感動したのを覚えている。
というのも、エアポート急行等の行き先として大きく表示される「逗子・葉山」だけでなく、主にエアポート急行運転開始(2010年)以前に運転されていた、快特の分割・併合列車に用いられていた「三崎口・新逗子」のような表記についても、「三崎口・逗子・葉山」のような表記に置き換わっていたのである。直近のダイヤでは増結こそあれど後ろ4両が逗子・葉山や浦賀に行くような列車は存在しないためこの表示が使用されることは無かったはずだが、その一方でパタパタ内の過去のダイヤの名残に対しても駅名改称が施されていたのが何とも面白い点であった。
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